補綴前の矯正
補綴前の矯正
当院では、補綴前の矯正も行っております。
補綴(ほてつ)治療とは、ご自分の歯がない部分や欠けた部分に人工の歯を入れる治療のことです。取り外しのできる「入れ歯(義歯)」、歯のない部分も含めて何本分かをひとつながりでつくる「ブリッジ」、人工歯根を歯槽骨に植えて歯を作る「インプラント」などがあります。
そのような補綴治療をする際に、人工の歯を入れる部分に関係する場所(隣あるいは咬み合う相手)にある歯を予め都合の良い位置に移動しておくと、補綴治療がより良くできる場合があります。例えばブリッジを入れる時、隣の歯が傾斜していると、その歯を支えとして良いブリッジを作ることは困難です。また、傾斜している歯にさらなる負担を掛けると、その歯の寿命を縮める結果になります。この場合、予め隣の歯の傾斜を直す矯正歯科治療をしておくと、噛む力をしっかり支えられる良いブリッジを作ることができます。
開始時年齢 | 66歳 |
---|---|
治療期間 | 1年3か月 |
治療内容 | 右側小臼歯部の鋏状咬合を、下顎小臼歯を頬側に移動して改善する。 |
予想されたリスク、副作用 | 歯周組織が損傷され、歯肉退縮や歯の動揺が生じるリスク、および咬合位が変わったり、顎関節に症状が出るリスクがありました。 |
治療費 | 404,250円(税込) |
補綴治療を担当しているドクターに、矯正歯科治療を補綴前に行うメリットがあるかお尋ねください。メリットがあるようでしたら、当院にご連絡ください。できれば、補綴治療の担当医から紹介状をいただいてください。(補綴治療の担当医が矯正歯科治療も併せて行っていただけるのであれば、あえて当院にご相談いただかなくても結構です)