当院の治療中の痛みを減らす取り組みとは?

「歯の矯正中は、痛みが伴うことがある」――歯科矯正の経験者からそんな声をきいたことはありませんか?

確かに、治療中は痛みがまったくないとはいえませんが、想像されているより痛くありません。
痛みの原因は、歯が動くときに生じる、骨の中の歯根周囲での炎症反応。その結果、虫歯の痛みと違った歯が浮くような感じがする場合や、物をかむときに鈍い痛みを覚えることがあります。
この痛みは数日続くことがありますが、1週間くらいで消失します。 当院では治療初期には極めて弱い力で歯を動かしますので、炎症の度合いが少なく、あまり痛みを感じることなく治療を終える患者様がたくさんいます。

痛みの原因は多くは、「歯根膜(しこんまく)」とよばれる歯の根っこ部分への痛みです。
歯根膜とは、歯を支えている組織のこと。装置を使って歯を動かすときの圧力が強すぎると、歯根膜に締め付けられるような痛みを伴う場合があります。
当院では「できるだけ穏やかなチカラで歯を動かす」をモットーに、歯根膜への圧力を軽減。たとえば、痛みが出にくいといわれる"超弾性ワイヤー(NiTi製形状記憶合金)"などをつかって治療を行っています。 このワイヤーは、ゴムのように「しなる」特徴があるので、弱い力で優しく歯を動かすことができるのです。

01 痛みの出にくい装置

01 痛みの出にくい装置

従来のブラケットより歯が早く動き、かつ痛みが少ないといわれています。
セルフライゲーションブラケット(クリッピー)は、
歯をひっぱるワイヤーと歯に固定するブラケットとの間に摩擦が発生にくく、
弱い力をかけ続けられる画期的な装置です。


セルフライゲーションブラケット(クリッピー)の特徴

02 「軟らかい」接着剤を使っています

02 「軟らかい」接着剤を使っています

今は矯正器具のブラケットを接着剤で歯に固定する方法が主流ですが、接着剤にはいくつか種類があります。

1)材質を硬くして接着強さを上げるタイプ(光硬化型、ペースト状の接着剤)
2)接着性を向上させ、軟らかい材質で粘るタイプ(粉液型、スーパーボンド™が代表例)

材質が硬いと、それを破壊するのに大きな力が必要なため接着強さは大きくなります。強い力が掛からないとブラケットは外れないことになりますから、治療中に外れるトラブルは少ないかもしれません。しかし、短所として矯正歯科医治療が終わった時、ブラケットを外す必要があるのですが、その時に外しにくい、歯に残った接着剤を除去しにくい(誤って歯面も削ってしまうこともある)という欠点があります。
一方、軟らかい材質のものは外す力が掛かった時、その力を吸収して(柳の枝のように)たわむことで外れにくくなる特徴があります。また治療終了時にブラケットを外す際には、軟らかいので外しやすく、残った接着剤も簡単に削り取れますし、歯面を傷つけることのない切削道具で削り取ることができます。
当院は、この「軟らかい材質」の代表的な製品である「スーパーボンド™」をずっと使っています。院長が大学在籍中、スーパーボンド™に関する研究やその関連製品の開発を行っていたので、その特徴を熟知していることも理由の一つです。スーパーボンド™は、その固まり方が独特で、「ぬれ」が良いので細かな凹凸にも深く浸入するとともに、接っしている歯面やブラケット面から硬化が始まるので、接着面にひずみが生じにくく、接着剤と非接着体が良く接着するようになります。(接着面にひずみが残ると、そこからはがれてしまう)また、スーパーボンド™に含まれる化合物(4-META)の効果で、歯質をはじめ金属、陶材にも化学的に接着すると考えられています。スーパーボンド™の欠点は、粉と液を混ぜる方法で接着剤を調合するのが少し面倒なことと、固まるまでに4,5分掛かるという点ですが、それに優る長所があるので長年愛用しています。

診療カレンダー

診療のご予約

pagetop